愛媛県議会議員 菊池伸英 Official Site

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議会報告

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平成09年市議会報告 議会録(3月定例会)

■質問者 きくち伸英

私は、自民党議員団の一員といたしまして一般質問を行いますので、市長初め関係理事者の明快なる御答弁をよろしくお願いいたします。
まず、最初の質問は、本市の将来の廃棄物処理についてお伺いいたします。近年、私たち市民生活の変化に伴いますところの大量 生産、大量消費、大量廃棄は、地球規模での環境破壊を引き起こしているのではないかと常々申し述べられているところであります。平成7年成立した容器包装リサイクル法は、ことし、一部施行され、これまで地方自治体だけが負わされていた一般 廃棄物に関する責任を容器包装廃棄物について消費者、事業者、自治体がそれぞれ責任を分担し、ごみの減量 化やリサイクルを推進していくこととなったのであります。このように廃棄物処理をめぐる情勢は、ますます厳しくなってきており、廃棄物処理行政のあり方も年々高度化され、解決されなければならない課題は山積していると思います。先日の新聞報道によりますと、ごみ焼却場の排出ガスに含まれているダイオキシンの削減対策で、厚生省は、ことし1月、ガイドラインを改正したとのことであります。これに伴い、愛媛県におかれては、その恒久的な対策として市町村が連携し一定規模以上のごみ焼却場をつくり、そこへごみを集約する、いわゆるごみ処理の広域化を推進することを表明したのであります。新ガイドラインは、今後、新しく建設する焼却炉は、本市の南・西クリーンセンターのように24時間稼働する全連続炉とし、隣接市町村のごみを広域処理することであるとうかがい知ることができました。そこで、お尋ねいたします。去年10月と11月に本市の南・西クリーンセンターのダイオキシン測定を実施されたと聞きましたが、その結果 は、厚生省の示すガイドラインに対してどのような状況になっているのか、お伺いをいたします。また、ごみ処理の広域化ということになれば、本市の南・西クリーンセンターにごみが集約することも考えられますが、この点の御所見をお伺いいたします。
ところで、本市では、既に御承知のように、本年4月から従来の資源利用ごみを、1つ、金物、ガラス、2つ、プラスチック、3つ、紙類、4つ、埋め立てごみの4種類に細分化し、収集するとともに、ごみ袋を透明、半透明に色分けするなど、計画を進めておられますが、これら金物、ガラス、紙類、プラスチックは、再生資源としてより一層リサイクルが促進されるものと大いに期待するものであります。そして、分別 収集された金物、ガラス、紙類及びペットボトルは、民間活力を利用して再生資源化されると伺っておりますが、ペットボトルを除くプラスチックについては、当面 南クリーンセンターで焼却し発電の熱利用に供されるとのことであります。これは、プラスチックの資源化の技術開発がおくれているからだと聞いておりますが、油化にするとか、ほかのごみとあわせて固形燃料にするとかの技術も開発されつつあり、現在、実験テストがなされ、一定の成果 を上げていることも聞いております。そこで、お尋ねいたします。プラスチックの資源化施設の建設等本市の将来の廃棄物処理設備について、どのような計画を考えておられるのか、御所見をお伺いいたします。  次に、生涯スポーツの振興についてお伺いをいたします。近年、労働時間の短縮による余暇時間の増大、所得水準の向上、高齢化の進展など、社会環境の変化に伴い、健康に対する意識がますます高まっている中、スポーツに対するニーズも多様化してきていると思います。スポーツは、健康の保持増進や体力の維持向上はもとより、明るく、豊かで、活力ある生活を送る上で非常に重要な役割を持っており、市民一人一人のライフスタイルや、年齢、体力、運動能力等に応じて、だれでもが身近で気軽に参加し、スポーツを楽しむための環境づくりが必要でないかと思うわけであります。市民のスポーツに対する関心は高く、その個性を大切にするとともに、暮らしに合ったスポーツを行うことが望まれますし、それを通 じて生きがいや触れ合いの場が深まり、健康で充実した潤いある人間性豊かな暮らしを実現することができると思うのであります。松山市におかれましても市民スポーツの振興に力を注いでおられますが、生涯スポーツの振興は、人生80年時代を迎えた今日、健康の保持や体力の向上のため、生活の中に積極的にスポーツを取り入れ、体力や気力を充実させようとする機運が高まってきております。生涯スポーツの推進という視点に立って考えてみますと、各地域で身近に行えるスポーツを考えなければならないと思うわけであります。そのスポーツ活動を支えるため、松山市体育協会を初めとする各種スポーツ団体、レクリエーション団体、スポーツクラブ、学校関係者等との連携を初め、それらの活動を支える指導者の育成も大切であり、また運動に対する助言や指導を行える専門指導者の導入など、そのための条件整備が必要であると考えます。
そこで、数点お尋ねいたします。第1点目は、地域の生涯スポーツ振興における学校体育施設の夜間開放について、現状と今後の整備等についてお聞かせください。第2点目は、老若男女を問わず、だれでもが安心して楽しめる軽スポーツも数多くあると思いますが、軽スポーツの普及について、その必要性をどのように認識しているのか。また、具体的に普及策を講じているならば、どういったものがあるのかお示しいただきたいのであります。第3点目は、市の体育振興に中心的な役割を果 たしている体育協会が現在行っている事業の活動状況及び今後の地域における体育振興策についてどのような取り組みがなされているのか、御所見のほどをお聞かせください。
3つ目の質問は、観光を取り巻く諸問題についてお尋ねをいたします。待望久しかった松山自動車道の川内・伊予間が去る2月26日開通 し、松山の名前を付したインターチェンジが利用されております。この開通 を契機として、高速道路地図あるいは道路案内、情報等にも松山インターチェンジの名前が表示され、直接の乗り入れにより便利になった松山のPRが可能な状況となってまいりました。一方、中国筋の高速道路の整備状況を見てみますと、中国横断自動車道、岡山、総社から北房間が3月15日に開通 し、鳥取県米子インターから瀬戸大橋経由で松山、高松、高知といった四国各地への乗り入れも高速道路利用によりスムーズとなり、時間距離の短縮が図られ、山陰地方との交通 も身近なものとなってきております。こういった状況の中、松山市への乗り入れは鉄道、航空機、船、自動車等多種多様な交通 機関の利用で行われておりますが、今後の観光客誘致には、行政、民間の新しい企画開発により誘致促進を図っていかなければならない時期だと考えるところであります。
そこで、松山市の観光客誘致活動等について以下数点お尋ねいたします。高速自動車道の開通 を初めとして、国道317号、空港バイパスの開通、さらには1年後の明石・鳴門ルートの開通 、2年後には今治・尾道ルートの開通等、松山市を取り巻く環境も一変し、観光のみならず、物流、情報、文化の交流が一層盛んとなり、都市間、観光地間の競争が激化するものと予想されております。先般 も鳥取県境港市で開催される97山陰・夢みなと博覧会のPRのため宣伝隊が派遣されていたようでありますが、こういった状況下において、松山インターを利用し、より身近で便利になった松山の観光を積極的に売り込み、新たな観光客の誘致を図らなければ観光地間の競争にも対応できないのではないかと考えております。道後温泉旅館協同組合の発表によりますと、平成8年1月から12月の宿泊者数は平成7年に比べ約2万人の増加があったと伺っておりますが、さらなる観光客の増加を目指すためには、高速道路を利用する観光客の誘致も視野に入れた観光宣伝活動なり案内方なりをしなければならないものと考えますが、この点いかなる御所見をお持ちかお聞かせください。
次に、観光宣伝についてお尋ねいたします。観光誘致促進を図る一つの手段として、新聞、テレビ、雑誌への観光広告が実施され、また駅やターミナルでは電飾看板により一般 企業の宣伝広告に混じり観光地の宣伝広告がされております。広告案内を行うには、より多くの人々への周知を図り、人々の興味をそそるような広告をすることが肝要かと思われます。松山市でも、観光客誘致促進のため各種観光広告が実施されていることと思われますが、どのような内容で実施されているのか、また9年度はどのような内容で実施されるのかお聞かせください。また、最近では、インターネットを利用した情報発信も盛んに行われているようでありますが、広告とは違った意味で観光客誘致促進が図られるものと考えますが、松山市ではどのように取り組まれていくのかお聞かせください。
次に、観光客への案内方法についてであります。四国には、チリンチリンと鈴の音とともに、白装束に菅笠姿、金剛杖をついたお遍路さんが札所めぐり、札所ごとに御接待をするという風習があり、おもてなしの心で案内がなされております。市民一人一人がこういったおもてなしの心を持って訪れた方々への案内ができれば、観光松山のもう一つの顔ができるものと考えております。観光従事者への研修は実施されているようでありますが、一般 市民を対象とした講座等を開設し、観光松山を再認識していただき、また隠れた観光資源も学ぶ機会を持つことも今後の観光には必要ではないかと考えます。また、このような機会を持つことで、観光ボランティアの芽も萌芽するのではないかと考えておりますが、この点、どのようなお考えをお持ちかお尋ねをいたします。
最後の問題に、高速道路周辺における交通安全対策についてお尋ねをいたします。先ほども述べたように、県都松山を中心とした周辺市町村にとって、いよいよ本格的なハイウエー時代の到来を迎えたわけであります。ちなみに、本格開通 に先立って、本市主催で行われた2月23日の開通イベントは、当初予測を大幅に上回る参加者があり、快晴の下でジョギングやウォーキング等を堪能した市民は、一様にイベントの趣旨に沿って心から楽しんだ様子がうかがわれ、関係者の御苦労に敬意をあらわす次第であります。この高速道路の開通 は、ただいま申し上げたとおり、各般にわたるメリットははかり知れないものがありますが、一方で地域住民に新たな問題を投げかけていることも事実でありまして、インターをおりた車両の渋滞や、周辺の生活道路上での交通 事故の問題が新たに惹起されております。仄聞するところによりますと、地元関係者から市及び関係機関に安全対策の要望がなされているとのことであります。
そこで、安全対策としてどのような整備がなされ、また今後どのような対策を講じられるのか、その考えにつきお尋ねをいたしまして、私の一般 質問を終わります。  どうもありがとうございました。

■答弁者 田中誠一市長

菊池議員に、私からは観光行政についてお答えします。
先般の高速自動車道の開通は、本市を初め関係する市町村にとりまして、まことに喜ばしく、産業経済や観光、文化の進展に大きなインパクトを与えるものと確信をいたしております。しかしながら、このことは同時に、観光地間の競争の激しさをもたらすものであり、今後は、松山城、道後温泉といった本市の優位 性を生かしながら、より広域的な視点からの誘致活動を展開しなければならないと考えております。そのためには、これまで取り組んでまいりました各種施策に加え、現在、中国地方で放映しているテレビスポットや電光文字広告による開通 案内など、興味を持たれる宣伝活動を積極的に実施することが必要であり、9年度では、新たに全国版の旅行情報誌の発刊や、年間4,000万人もの人が往来する羽田空港に電飾看板を設置するよう、関係部局に指示しているところでございます。また、インターネットによる対応方につきましては、昨日、宇野議員にお答えいたしましたように、インターネット事業の全体計画の中で観光情報の提供を考えております。
次に、観光講座についてでありますが、観光を担う人材の育成が最優先の課題であるとの認識のもとに、松山商工会議所等の御協力を得て、観光従事者講座に加え、平成9年度から市民の方々を対象に松山の観光資源、歴史、文化に対する共感と理解を深めていただく観光文化フォーラムと、将来の観光ボランティアを目指す観光ボランティア養成講座の2講座を開設する計画をいたしておりますので、よろしく御理解賜りますようお願いを申し上げます。  その他の質問につきましては、関係理事者より答弁をいたします。

■答弁者 環境部長 二宮正昌

菊池議員さんに、廃棄物処理についてお答えいたします。
まず、本市の南・西クリーンセンターのダイオキシン測定の結果についてでございますが、本年1月に策定されたガイドラインは、平成2年に策定されたガイドライン適用炉とそれ以外の炉の2区分により基準値が定められております。そこで、平成2年のガイドライン適用炉でありますが、南クリーンセンターの測定結果 は、先日、村上議員さんにも御答弁申し上げましたとおり、平均0.33ナノグラムでありまして、ガイドラインに定める全連続炉の基準値0.5ナノグラム以下となっております。また、西クリーンセンターにつきましては、平成2年に策定されたガイドライン以前に建設された全連続炉であり、その測定値は平均0.77ナノグラムで、基準値1ナノグラム以下となっております。
次に、ごみ処理の広域化への取り組みについてでございますが、ガイドラインに示されておりますダイオキシンの新しい排出基準をクリアするには高度な排ガス処理装置を備えた大規模な新型炉でなければ不可能であります。したがいまして、現有施設がこれらの規模に満たない場合、またはダイオキシン対策のための施設整備が困難な場合には隣接市町村のごみを集約して広域での処理が必要となるわけでございます。そこで、議員さんも申されましたように、ダイオキシン対策が講じられております本市の南・西クリーンセンターに集約されることも考えられますが、本市といたしましては、両施設合わせて600トンの処理能力で、現在、24時間フル稼働いたしておりますことや、広域処理ともなれば地域住民の理解を得ることが非常に困難であることなど、多くの問題もありますので、県に対しまして理解を求めていく必要があると考えております。
最後に、ブラスチックの資源化施設の建設等将来の廃棄物処理施設整備計画についてでございますが、プラスチック資源化への取り組みにつきましては、民間における独自の研究、あるいは国と民間との共同研究等鋭意技術開発を進めているところでございます。その結果 、油化や固化による資源化も一定のめどが立ってまいったのでありますが、その再生された油や固形燃料の利用方法等、いまだ解決しなければならない問題も多く残されておりますことから、本市といたしましては、これら諸問題解決の動向を見きわめ、本市にふさわしい施設整備を検討することといたしておりますので、よろしく御理解賜りますようお願い申し上げます。  答弁を終わります。

■答弁者 道路部長 重松利宣

菊池議員さんに、高速道路周辺における交通安全対策についてお答えいたします。
高速道路の開通に伴って、周辺道路の交通安全の確保が重要であることは申すまでもありません。そこで、高速道路開通 に先立ち、以前から側道などにおける通行の安全と交通の円滑化を図るため、公安委員会に対して信号機の設置をお願いいたしてまいりました。その結果 、本年度は、御案内のように、国道33号を初め県道及び市道に合計5カ所信号機を設置していただきましたが、来年度も引き続いて数カ所に設置を予定していただいていると聞き及んでおります。このほか、横断歩道や停止線等の規制標識につきましても公安委員会で整備がなされておりますが、高速道路周辺には通 学路が多く、大勢の児童生徒の通行も見込まれますことから、本市といたしましても、なお一層安全確保に万全を期するため警戒標識やカーブミラーなどの整備に取り組んでいるところでございます。
次に、今後の対応についてでございますが、公安委員会を初め関係機関と十分協議を重ね、きめ細かな安全対策が講じられるよう努めてまいりたいと存じますので、よろしく御理解賜りますようお願いいたします。  答弁を終わります。

■答弁者 教育長 池田尚郷

菊池議員さんに、生涯スポーツの振興についてお答えいたします。
まず、学校体育施設の夜間開放の現状と今後の整備等についてでございますが、市民一人一人が明るく、豊かで、健康な生活を営む上から、身近で気軽に参加できるスポーツ施設が重要であると考え、市内の小中学校の体育施設を夜間開放しているところでございます。現在、屋内体育館につきましては、小学校42校、中学校22校、屋外運動場につきましては、小学校12校、中学校15校を開放し、年間延べ36万人の市民が利用しております。なお、今後におきましては、学校を初め地元関係者との連携を図る中で、周辺住民の理解と協力を得ながら全施設の開放に向けて努力してまいりたいと考えております。
次に、軽スポーツの普及についての考え及び具体的な普及策でございますが、議員さんも申されますように、高齢化社会に伴い、健康に対する意識が高まってきており、生きがいや健康保持のため、自分に合ったスポーツを日常生活の中に取り入れることが大切であると考えます。そのようなことから、レクリエーションバレーボール、ゲートボール、グラウンドゴルフの普及に力を注いでおります。また、市民の要望もありますペタンク、ターゲットバードゴルフなども検討しております。そのためには指導者の養成が重要なことでありますので、体育指導委員を中心に地域のスポーツボランティアの発掘などに努めるほか、適切な助言、指導が行えるような人材の育成を図ってまいりたいと考えております。
次に、体育協会の活動状況及び今後の地域における体育振興についてでありますが、まず普及事業といたしまして、市民が身近にスポーツに親しみながらコミュニケーションの場を広げ、心身の健康と体力の増進を図ることを目的として各種スポーツ大会やスポーツ教室など実施いたしております。また、育成事業といたしましては、本市のスポーツのレベルアップを図るため、加盟団体の育成強化のための助成、さらに心身ともに健全な成長を目指す少年、少女のスポーツ活動を継続的なものにするため、松山市スポーツ少年団大会などを開催し、スポーツ少年団の育成に努めております。今後の地域における体育振興につきましては、スポーツ人口の底辺拡大を目指すため、現在、未設置となっております地域に体育協会の結成を推進するなど、その体制づくりに努めてまいりたいと考えておりますので、御理解賜りたいと存じます。